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保障内容で外壁塗装業者を選ぶ
インターネットが普及し、様々な外壁塗装業者を探せるようになりました。
そのため、より選ばれやすいように「保障」をつける外壁塗装業者も少しずつ増えてきました。
ただ、保証といっても内容は様々で、中にはあまり意味のない保証もあります。
そこで、外壁塗装にはどんな保証があれば安心できるのか、調べてみました。
- 外壁塗装に関する保証の種類
- 保証がないとどうなる？
- こんな保証内容には要注意
- 外壁塗装の保証対象外になる場合
- どんな保証があると安心して外壁塗装工事を頼める？
1．外壁塗装に関する保証の種類
外壁塗装工事には、塗料メーカーの保証と自社保証があります。
塗料メーカーの保証
外壁塗装業者に塗料を提供している塗料メーカーによる保証です。
保証は塗料そのもので、保証期間は通常1年です。
そのため、塗料メーカーの保証は、あってないものと思った方が良いでしょう。
自社保証
外壁塗装を請け負う会社が、独自につける保証です。
この保証内容によって、安心して外壁塗装工事を依頼できるかどうかが決まります。
外壁塗装業者に見積もりを依頼する際、自社保証があるか確認しましょう。
2．保証がないとどうなる？
外壁塗装工事で、請け負う業者が保証をつけない場合、下のような傾向になりやすく、私たち施主にとっていいことはありません。
自社の塗装工事に保証をつけない→問題が起きても塗り直す必要がない→塗装作業が雑になる
そして、実際に塗膜の剥がれ・亀裂などの問題が起きても、保証がないのでどうすることもできません。
つまり、外壁塗装工事で保証がないと
- 作業が雑になり、問題が起きやすい
- 問題が起きても対処できない
という最悪のケースに陥りやすくなります。
3．こんな保証内容には要注意
もちろん、
「保証がついていればなんでもいい」
というわけではありません。保証の内容も重要です。
下のような保証内容には、特に注意が必要です。
保証内容があいまい
保証書は発行されているものの、〇年保証と書いてあるだけで、どんな状況になったら、どういう保証をしてくれるのか一切書かれていない場合、外壁塗装業者はいくらでも言い逃れができます。
保証期間が長すぎ
保証期間と耐用年数は一緒ではありません。
耐用年数は、再び塗り替えが必要になるまでの期間です。
外壁の劣化は、下のような流れで起こります。
色あせ→チョーキング※→浮き→剥がれ・亀裂
※チョーキング：塗装表面が紫外線、熱、水分、風などによって塗装面の表層樹脂に劣化が起こり、塗料の中の顔料がチョークのような粉状になり消耗していく現象・状態を指します。
チョーキングが起こると、外壁を指で触った際、指に粉がつきます。
外壁塗装業者が定義する「耐用年数」は、塗装した後チョーキングが発生するまでの期間です。
一方「保証期間」は、塗装の作業に問題があり、短期間で剥がれ・亀裂などが起こった場合、外壁塗装業者が無料で保証する期間です。
チョーキングが発生すると比較的短い期間で浮きや剥がれが起こってきますので、保証期間を耐用年数と同じにすることはまずありません。
つまり、
耐用年数7～10年のウレタン塗料で7年以上の保証期間を設ける
耐用年数10～15年のシリコン塗料で10年以上の保証期間を設ける
といったことはまずありません。
あまりに長い耐用年数を設定する場合は、塗装業者が塗り逃げ※する可能性もありますので、注意が必要です。
※塗り逃げ：外壁塗装業者が倒産し、社名と電話番号を変えて再び事業を始める。
4．外壁塗装の保証対象外になる場合
一般的に、以下のような場合は、外壁塗装の保証対象外になります。
- 洪水・火災・自身・土砂崩れなどの自然災害
- 塗装工事完了後の増改築
- 経年劣化による自然消耗
外壁塗装の保証は、あくまで作業の問題による不具合であり、自然災害や経年劣化などは保証に含まれません。
5．どんな保証があると安心して外壁塗装工事を頼める？
外壁塗装で問題が起こるとすれば、下の2点です。
- シーリング部分からの雨水の侵入
- 塗装個所の剥離・亀裂
この2点が外壁塗装の保証対象に入っていれば、ひとまず安心といえます。
また、保証期間は
シーリング部分：3年
塗装個所：塗料の耐用年数より短い年数
（アクリル：3～4年、ウレタン：4～6年、シリコン：5～7年、フッ素：6～10年）
が一般的です。
外壁塗装工事に保証がついている場合、保証対象と保証期間について、きっちりとご確認ください。
さらに、5年以上継続して事業を行っている外壁塗装業者であれば、保証を破棄して塗り逃げされる心配も低く、安心できます。
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